持っている能力を高いレベルで求められる事がやりがいです。
特許出願、中間処理(特許庁の拒絶理由・拒絶査定に対する対応)、無効審判、特許の有効性の鑑定、特許侵害の鑑定、ライセンス交渉、特許訴訟(審決取消訴訟、侵害訴訟)、サーチ、特許マップの作成、デューデリゼンスなどを行っています。技術分野としては、バイオテクノロジー、ライフサイエンスが中心です。
サイエンスの知識、特許法の考え方、英語で意思疎通をする能力をフルに使って仕事をすること、そして、仕事において、これら能力がより高いレベルで求められることがやりがいです。
議論の完成度を高めるという協力があっての充実度。
とある延長登録出願審決取消訴訟において、裁判所での技術説明のために、アニメーションを駆使したプレゼン資料を作成。プレゼンの内容を頭に入れて、質疑応答では、必要に応じて、プレゼンのスライドを参照にし、返答。ポイントがずれた質問をする専門委員に対して、本件での最重要な争点について粘り強く説明。その専門委員から、当所の主張に対して「仰るとおりです。」と言ってもらったときは、内心非常に嬉しかったです。結論に至るまでの準備に多くの担当者が知恵を出し合い、当日の議論に向けての準備を徹底したことで最高の結果を得ることができました。
『実力主義』で自らを高めたいという意思。
これまでに学んできたサイエンスの知識・経験、そして英語の能力を、特許法という法律の分野で活かせる職場だと思って入所を決めました。「実力主義」との方針が明確に打ち出されていたことも入所動機の一つです。
入所時には、英文明細書を日本語に翻訳する仕事からはじめました。この時に、一言一句もらさず明細書を理解するように仕事をしたことが、今思えば弁理士としての基礎を築く時間であったのだと思います。その後、サーチ、中間処理、明細書作成、訴訟、鑑定など幅広く仕事をするようになりました。実際に入所してみて、予想を遥かに超えるレベルのサイエンスの知識、論理性、英語でのコミュニケーション能力が要求されることに驚きましたが、その難しさにチャレンジできることがやりがいでもあります。
今も心の中に留めている所長のアドバイス。
日々の仕事しながら、折に触れ、入所時の所長の話を思い出します。その内容は、「人の感覚というのは往々にしてズレていくものなので、自分で常に修正して、物事を素直に見れるようにすべし」という教えです。無効審判や訴訟を担当する場合は、特に、自分の見方が間違っていないか、偏った見方をしていないかを気にして、仕事をしています。
向上心のある方、大歓迎。
向上心のある人、自分の思考を省みることができる人と働きたいです。能力は、人それぞれです。当所では、その人それぞれに、そのタイミングで最も適切な仕事をすることができます。次のステップに進む気持ちを持って、向上しようとする人は、活躍できると思います。Don't settle!!
2013年4月 掲載